#norelated #region(目次) #contents #endregion ---- 1 Q 法律行為をなした動機が不法の場合にその法律行為は§90・§91違反として無効となるか なるとすればその要件 表示説 [44] 相関関係説 [45] 例 麻薬購入代金として、金銭を借り入れる場合 金銭消費貸借契約自体は、何ら違法ではない。 しかし、目的物を麻薬購入代金にする動機がある。 かかる動機が契約の効力にいかなる影響を与えるか。 →動機は法律行為の要素ではないから、動機の不法は法律行為の効力を左右しない。 かかる結論は、取引の安全を図る点からも支持される。 しかし、 無条件に法が助力すると不法を助長する結果となる。 そこで、 動機が表示された場合は、動機は法律行為の内容になるから、 当該不法行為は無効になる。 2 Q 取締規定違反の法律行為の効力 [46] Q 取締規定と効力規定との区別基準 ---- CENTER:[[戻る>法令ノート/民法_総則]]