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*はじめに [#k5d559ee]
表題は、前神戸大学教授の阿部泰隆先生の著書です。
阿部泰隆先生は、確か以前は兵庫県行政書士会の顧問をなさっていたはずですが、現在は、定年退官して、東京で弁護士登録をして活動しています。同書のスタンスは、以下の記述に要約できます。
>「行政の規制を受ける民間事業者らとしても、その事業の展開に当たって、わが社の事業が行政規制に妨害されることなく円滑に行えるように、訴えられないように、処分されないように、法令コンプライアンスの視点から物を見ることも大事である。私は、これまで行政法を研究してきたが、弁護士でもあるので、このように事業者の立場からものを見ることとした。」(P15)

このような視点に立って、これまで研究してきた行政法の諸制度や判例理論の活用方法を紹介しています。
もとより、事業者から相談・依頼を受ける弁護士の立場からの著述ですが、「事業者から相談・依頼を受ける」点では行政書士も同様です。したがって、参考になる点は多くあります。そこで、以下に要約します。
なお、同書の目次とは一致しませんが、配列とおおよその内容には合致しています。
(以下未完)

*1.行政関連法務の必要性(プロローグ) [#sa6132ac]
-.灰鵐廛薀ぅ▲鵐溝寮の構築(行政規制を知り、違法がないように) 
-行政相手の理論闘争
*2.法治行政の原則が守られていない実例(←) [#b1eb9f25]
-1.法治行政の原則
-2.事例1(開発許可をめぐる紛争)
-3.事例2(ラブホテル建築規制)
-4.事例3(パチンコ店出店規制)
-5.事例4(同意取得・指導行政)
-6.事例5(法律の遡及適用)
*3.法令の適用順序(←) [#nea2e0f4]
-道交法の免許取消・停止事例
--行政手続
--不服審査
---不服申立前置主義
---異議申立と審査請求の優先順位
---行政事務の区分(法定受託義務か自治事務か)
--行政訴訟
--附則を見よ
-生活保護の給付申請事例
*4.行政手続法の活用(←) [#f6950401]
-1.行政手続法の要求するルール
--1.制度趣旨
--2.審査基準の設定
--3.理由附記(この不備は聴聞手続で適法化されるか)(瑕疵の治癒)
-2.事例(開発許可事件)
--1.弁明手続の瑕疵
--2.処分理由附記義務違反
*5.情報の収集方法と保護手段(←) [#td915601]
-1.情報の収集方法
--情報公開制度
--個人情報保護制度
--文書提出命令(民訴§223)
-2.保護手段
--訴訟記録閲覧制限の申立(民訴§92-1◆¬欝§34)
*6.行政事件訴訟法の活用(←) [#f2d9cf15]
-行訴法改正の要点
-訴訟要件論1(いつまでに、誰に対して争えるか)
-訴訟要件論1(いつまでに、どこに争いを持ち込めるか)
--出訴期間
--管轄
--裁判部
-訴訟要件論2(誰が争えるか)(原告適格)
-どのような争い方が用意されているか1(訴訟類型論)
--2類型
--義務づけ訴訟をめぐる議論
--差止訴訟
---要件
--確認訴訟
---当事者訴訟安楽死論争
---確認訴訟の活用
---事例
-どのような救済方法が用意されているか(仮の救済の活用)
--仮処分・仮の確認
--仮の義務づけ
--仮の差止
--執行停止(要件緩和)
-どのような争い方が用意されているか2
--裁量の審査と立証責任の考え方
--係争中に事態が変化した場合には違法を主張できなくなるのか(違法判断の基準時)
--原発の安全性の事後的認識
--土地利用規制の強化
--パチンコ店出店紛争
-事情判決
-費用負担の軽減方法
--印紙代の軽減
---軽減のための解釈論
---関連請求の併合
--弁護士費用の回収方法

*7.実践的解決法(←) [#hd732806]
-1.都市計画事業
-2.対耐震強度偽装
-3.課税処分
-4.民事法との交錯
-5.免職処分
-6.職員不正採用
-7.混合診療禁止
-8.神戸空港隣接用地の問題点
-9.散骨禁止条例
-10.保険医療機関の指定許否
*8.行政との交渉術(←) [#x8cd5485]
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