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#region(目次)
#contents
#endregion
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*一 序論 [#u5abf879]

** 基本的考え方 [#i6fe6a60]

刑法→犯罪と刑罰に関する法

根本にある対立利益→法益保護と自由保障

** 刑法の機能 [#d3ae079d]
***責任主義          [#n725e5c4]
  両罰規定の問題点
  結果的加重犯 (予見可能性の要否)
** 罪刑法定主義 [#eb2337c8]

1 罪刑法定主義とは⇒犯罪となる行為とその行為に加えられる刑罰の内容は
             予め法律によって定めておかなければならないとする原則

2 根拠 理論上は→ 自由主義の尊重
     法律上は→  憲§31 §73   但書 §39前段 刑§6

3 内容と派生原則

   犯罪を認定し刑罰を科すには
     予め法律が発布されていなければならない(憲§39)
   ∴ 刑法は施行前の犯罪にまでさかのぼって適用されない(刑法不遡及の原則)

     成文の法律でなければならない
   ∴ 慣習法は刑法の法源にならない(慣習刑法排除の原則)

     法律の明文の規定がなければならない
   ∴                    (類推解釈の禁止)
   ∴ 刑罰法規の内容は明確でなければならない(明確性の原則)

     刑期の長期も短期も定めずに言渡すことはできない(絶対的不定期刑の禁止)

刑罰法規適正の原則: 刑罰法規はその形式・内容において適正でなければならない
** 適用範囲[#ae7b66e3]

|1|時間的適用範囲&BR;(どの時点からどの時点まで効力をもつか)|>|>|・施行された時点から     →刑法不遡及の原則が適用される&BR;・廃止・変更された時点まで  →§6が適用される|
|2|場所的適用範囲&BR;(どの場所で行われた犯罪に対して適用されるか)|>|>|・日本国内(§1-1)&BR;・日本国外にある日本船舶又は日本航空機内(§1-2)|
|3|人的適用範囲&BR;(誰の犯罪に対して適用されるか)|CENTER:原則&BR;(国内犯)|>|何人を問わない(属地主義)(§1) |
|~|~|CENTER:例外&BR;(国外犯)|CENTER:・§2に定める罪&BR;(国家的・社会的法益の一部)|限定なし(保護主義)(§2)|
|~|~|~|CENTER:・§3に定める罪&BR;(個人的・社会的法益の一部)|日本国民(属人主義)(§3)|
|~|~|~|CENTER:・§4に定める罪&BR;(公務員の職務犯罪の一部)|日本公務員(保護主義)(§4)|
|~|~|~|CENTER:・条約で定める罪|限定なし(世界主義)(§4の2)|
~
-共犯の処罰
|>|>|CENTER:正犯|>|CENTER:共犯|
|犯罪地|CENTER:適用犯罪|CENTER:行為者|CENTER:加功地|CENTER:&color(red){Q};  処罰|
|CENTER:国内|CENTER:全刑法犯|CENTER:限定なし(属地主義)(§1)|CENTER:国内|CENTER:〇 (§1)|
|~|~|~|CENTER:国外|CENTER:〇 (判)&BR;&BR;∵共犯の&BR;犯罪地は&BR;正犯の&BR;犯罪地|
|CENTER:国外|§2〜4の2の罪|・§2の罪−限定なし(保護主義)&BR;・§3の罪−日本国民(属人主義)&BR;・§4の罪−日本公務員(保護主義)&BR;・§4の2の罪−限定なし(世界主義)|CENTER:国内|CENTER:〇 (§1)|
|~|~|~|CENTER:外国|CENTER:× (通説)|
*二 犯罪論 [#be8b0b07]

&ref(判例ノート/刑法/刑法体系.png);

** 行為論 [#m9cce329]

|>|CENTER:行為論に求められるもの|広狭の別|h
|(1)限定機能|外部に法益侵害をもたらさないものを除外する(処罰範囲を限定する)&BR;↓BUT&BR;上記以外は全て処罰の対象となるものでなければならない|CENTER:広|
|(2)前提機能|構成要件・違法・責任という、主観・客観の両方の前提となるものでなければならない。|CENTER:広|
|(3)統合機能|構成要件・違法・責任が統合して説明されていなくてはならない|CENTER:狭|

&color(red){Q}; 刑法上の行為とは → 身体の動静(自然的行為論)
|(理)|CENTER:もともと、(1)(2)と(3)は相矛盾する。&BR;↓ ∴&BR; どちらかで割り切るしかない。&BR;↓そこで、&BR;限定機能をはたしてさえいれば足りる。( ← (1)で割り切る。)|

&color(red){Q}; 忘却犯(Q 母親が睡眠中に乳児を圧死させる行為は、刑法上の行為か) →肯定

** [[構成要件>法令ノート/刑法/構成要件]] [#wbd1d612]
** [[違法性阻却>法令ノート/刑法/違法性阻却]](犯罪成立阻却事由1) [#a45277aa]
** [[責任阻却>法令ノート/刑法/責任阻却]](犯罪成立阻却事由2) [#s08632bc]
**-2 [[未遂>法令ノート/刑法/未遂犯]]【構成要件】2 [#v6a1f94e]

**-3 [[共犯>法令ノート/刑法/共犯]]【構成要件】3 [#e00d474e]
*三 罪数論 [#s52c5355]

**1 犯罪の個数 [#h4e5bea1]

|一罪|単純一罪|>||
|~|評価上一罪|法条競合|‘段夢愀&BR;∧篏軸愀&BR;B魄豐愀&BR;(吸収関係)|
|~|~|包括一罪|々坩抂豸+結果一個&BR;行為一個+結果数個&BR;9坩擔個|
|数罪|科刑上一罪|>|観念的競合(§54-1前)|
|~|~|>|牽連犯(§54-1後)|
|~|併合罪(§45)|>||

不可罰的事前行為
不可罰的事後行為→犯罪の完成後にその犯罪に伴う違法状態が継続する場合において,
                     違法状態のなかに通常含まれている行為であるため,
                     すでに構成要件によって評価しつくされている行為

Q罪数決定の基準
**2 科刑上の一罪(数罪1) [#oa020cb2]
  観念的競合    (§54-1前 §54-2)
   「一個の行為」の意味
  牽連犯      (§54-1後 §54-2)
   成否の判断基準

**3 併合罪(数罪2)(§45〜§53) [#fc8b9e8c]
1意義
2処分


*四 刑罰論 [#a51670d6]

 刑罰の種類 cap2(§9,§12〜§20) → 別紙            

-没収の要件  → 別紙  

 刑罰の適用(観念的刑罰権の問題)

+法定刑(刑罰法規の各本条において定められている刑)の決定  その軽重 →§10
+処断刑(法定刑に一定の加重・減軽を施してえられた処断の範囲を画する刑)の決定(1の修正)        
~
|RIGHT:法律上の加重事由|累犯加重(§56〜59)、併合罪加重|
|RIGHT: 〃  減軽事由|CENTER:下記|
|RIGHT:裁判上の加重事由|CENTER:−−|
|RIGHT: 〃  減軽事由|CENTER:酌量減軽(§66,67)|
~
加減例(§68〜72)   加減の順序→ 再  法 併  酌      
~
||CENTER:累犯(§56)|CENTER:三犯以上(§59)|
|要件| 懲役に処せられた者 又は&BR;これに準ずべき者が&BR;刑の執行が終了した日から&BR;5年内に犯罪を犯し&BR;その処断刑が有期懲役であること|CENTER:初犯と再犯&BR;再犯と三犯&BR;初犯と三犯 に&BR;&BR;左の要件があること&BR;(M42,6,21)|
|効果|上限のみ2倍以下とする (§57)|CENTER: 同 左(§59) |
~
+宣告刑(処断刑の範囲内で裁判官が刑を量定し、言い渡される刑)の決定(刑の量定)  

 刑罰の執行(有罪判決確定後の刑罰権)

-執行猶予の要件・取消→別紙

 刑罰の消滅

|CENTER:消滅事由|>|CENTER:効  果|
|(1)犯人の死亡(法人の消滅)&BR;(2)恩赦&BR;(3)時効(§31〜34)|観念的刑罰権消滅&BR;又は&BR;現実的刑罰権消滅|&BR;&BR;執行の任意的免除|
|(4)刑の執行終了&BR;(5)仮釈放期間の満了|現実的刑罰権の消滅 |刑罰執行権の消滅&BR;〃|
|(6)執行猶予期間満了&BR;(7)刑の消滅(復権)(§34の2)|~|刑の言渡効喪失 (§27)&BR;〃 |
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