対人的処分→被疑者の保全を目的とする処分
対物的処分→証拠の収集･保全を目的とする処分

   ┌───────────────────────────┬────────────┐
   │                 強制捜査                          │      任意捜査         │
   ├─────────────────┬─────────┼────────────┤
   │           捜査機関             │裁判所･(官)      │                       │
   ├────────┬────────┼─────────┤                      │
   │   令状あり    │    令状なし    │                │                       │

┌─┼────────┼────────┼─────────┼────────────┤
│ │ │ │ │出頭要求(223) │
│対│通常逮捕(199) │現行犯逮捕(212) │ │被疑者の取調(§197,8) │
│人│ │緊急逮捕 (213) │ │参考人の取調(§223,197) │
│的│ │ │ │鑑定の嘱託(§223-1) │
│処│身体検査(218) │身体検査(220) │ │通訳の嘱託(§223-1) │
│分│ │ │ │翻訳の嘱託(§223-1) │
│ │ │ │ 勾留(207) │照会(§197-2) │
├─┼────────┼────────┼─────────┼────────────┤
│対│捜索(218) │捜索(220) │証人尋問(226,7,8) │任意留置 │
│物│押収�〆慌�(218) │押収(220) │鑑定留置(224,167)│ │
│的│ �⇔涼�(221) │ │提出命令(99-2) │ │
│処│ �Ｄ鷭侈仁� │ │ │ │
│分│検証(218) │検証(220) │ │ │
└─┴────────┴────────┴─────────┴────────────┘
※捜索；　一定の場所・物・人の身体について物または人の発見を目的として行われる強制処分
※押収；　証拠物または没収すべき物の占有を取得する処分
※差押；　物の占有を強制的に取得する処分
※領置；　遺留物・任意提出物の占有を取得する処分
※検証；　五感の作用によって物の状態を認識する処分
※鑑定；　特別の知識経験を有する者による事実の法則またはその法則を具体的事実に適用して得た判断の報告

Ｑ 任意処分との区別基準 →�� 強制に基づく場合

 	  					  �� 義務を負わせる場合
					      �� 同意を得ずに法益を侵害する場合(田宮)
						 (理)従来の捜査方法(�´�)に加えて、
				             新しいタイプの捜査方法(��)にも規制を図る必要がある

裁判所が行う捜索・押収･検証 †

(Q 捜査機関によるものと何が違うか。)

１捜索・押収
(1) 令状の要否
公判廷内で行われるもの→令状は不要(106条）
公判廷外で行われるもの→現実には捜査機関による捜索・押収なので，令状が必要

                       かつ
                       無令状の捜査・捜索は、220条に当たる場合以外許されない。

(2) 被告人・弁護人の立会権
裁判所が行う場合 →保障される(113条） 裁判所の職務執行の公正を図るためである。
捜査機関による場合→113条の準用なし (捜査遂行上の便宜から被疑者を立ち会わせる場合がある)

２ 検証
裁判所が行う場合→無令状(128条) 証拠調べとしての性質
捜査機関が行う場合→令状が必要 訴訟の準備活動

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