環境経済評価士養成プログラム
今年の4月から、金沢学院大学の大学院で下記講座を履修しています。
環境経済評価士とは、この大学が独自に認定する資格であって、国家資格ではありません。但し、文部科学省の認定を受けたプログラムですので、カリキュラムを無事終了すれば、大学院の科目履修の証明が出ます。
「今更、こんなものをもらってどうするのだ」というツッコミも入りそうですが、次のメリットがあるので受講してみようと決心しました。
第1に、受講料が不要であること。お金は文科省から出るからです。
第2に、「環境」は、これからのビジネスのキーワードになるでしょうから、学んでおいて損はありません。
もともと、経済学を本格的に勉強したいと思っていたのですが、たまたま、サブプライムローン問題に端を発して世の中が不況に陥った際に、一念発起してスティグリッツ「経済学」(入門偏・ミクロ偏・マクロ偏)を購入して読み込んでいました。このプログラムの受講生募集を知ったのは丁度そのころでした。
履修科目を調べてみると、以下の3つを1年を通して受講し、演習をこなさなければなりません。①環境経済学、②推計統計学概論、③環境経済評価手法概論
①は、何とかなるでしょう。これはミクロ経済学の1応用分野です。スティグリッツでも1章を割いて記述してあります。②は、要するに統計学です。これも広い意味では経済学の1分野です。しかし、当方はかじったことさえありません。そこで、ネットや書籍で調べた結果、ある程度のことがわかってきました。③は、①のさらにまた応用になるのでしょう。これも定評のある書籍がありまして、何とかなりそうです。
結局、このプログラムとは、経済学の1分野を絞って学ぶということです。それならまさに渡に船です。受講しない手はありません。
もっとも、躊躇したのは、出てくる数式を理解できるかどうかでした。当方が、学生時代に経済原論を学んでいた頃には、出てくる数式に頭を痛めたものでした。今回の統計学でも数式がふんだんに出てきます。高校で学んだ頃の数学を思い出せというのは酷な話です。(何しろ算数ができないから文系の大学に行ったのですから、思い出してもたかが知れています。)
しかし、逃げてばかりもいられません。いずれにせよ経済学を学ぶ以上は、数式と向き合わなければなりません。そこで、手頃な解説書をネットで調べた結果、下記が手頃であることがわかりました。
・電子教科書(福山平成大学経営情報学科 福井正康教授)
これを辞書のようにして使えば、何とかなるかもしません。わずかですが、一筋の光が見えた気がしています。そこで、これから調べた結果を「執務トート」や「仕事日記」に書き込んでいくことにしました。(ちなみに、福井先生は、大学で学生に教える際には、やはり数学の学力不足に頭を痛めているようです。)
そんなわけで、最近この仕事日記に経済学の記事が多くなったのは、以上のような次第なのです。
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